冬になると描きたくなるモチーフといえば、やっぱり「ペンギン」
コロンとまあるい体や、つぶらな目がとってもかわいくて、子どもにも大人気の動物ですよね^^
でもいざ描こうとすると、
「なんだか形がむずかしい…」
「ペンギンってどう描けばそれっぽくなるの?」
と、意外と手が止まってしまう人も多いんです。
今回は、絵が苦手な方でも、はじめてでも、やさしく描けるペンギンのイラストを紹介します。
丸い形を組み合わせながら描いていくので、絵に自信がなくても大丈夫。
お子様と一緒に描くのにもぴったりな、ゆっくりやさしいステップで進めていきます。
冬のワンポイントイラストとして、手帳やメッセージカードに描いても可愛いですよ。
あなたの「描けた!」のきっかけになれたら嬉しいです♪
では、さっそく描いていきましょう!
ペンギンの簡単な描き方|初心者さんでも描きやすく解説

今回は、こちらのペンギンのイラストの描き方を、ステップごとに丁寧に解説していきます。
ひとつずつイラスト付きで解説していきますので、順を追って楽しく描いていきましょう♪
くちばしを描く

①まずはペンギンのくちばしの上側の形を描きます。ゆるやかな山を描くイメージです。
②次に、くちばしの下側の輪郭を①につなげて描きます。こちらは少し波打つ感じの形です。
くちばしは、上側がふっくら、下側は先端細く、付け根はふっくらな感じで、しずく型のようなイメージです。
③最後に、くちばしの境目を描き足します。
綺麗な線や形を目指さなくても大丈夫!まずは軽く手を動かすつもりで描き進めていきましょう♪

※この形が難しい場合は、より簡単に、横向きの三角形にしてしまってもOKです!
頭と背中のラインを描く

次は、ペンギンの頭から背中へ続くラインを描いていきます。
ここがゆるやかに流れていると、優しい印象のペンギンになりますよ^^
赤い線のように、くちばしの上からカーブをつけて頭の丸みを作ります。
そのまま背中へ向かって大きく弧を描くように下ろしていきます。
首に少しくびれが入る部分がありますが、ここは深く考えなくて大丈夫。ほんの少しだけ内側に入れれば十分です。
全体のラインがスーッと気持ちよく流れていればOKです!
一度に線を描くのが難しい場合は、線を短く区切りながら描くと、形を整えやすいですよ。
胸~お腹のラインを描いて、体の形を整える

次は、ペンギンの体の左側を描いていきます。
ここを描くと、ぐっとペンギンらしい丸いフォルムが出てきますよ^^
赤い線のように、くちばしの下から少しだけ折れるように角度をつけてスタートします。
これは胸の付け根のラインです。
そこから大きく弧を描くように、ゆったりと下へ向かって線を引いていきましょう。
お腹のラインは、思い切って丸く描くのがコツです。
ふくらみをしっかり出すことで、ペンギン特有のぽってりした可愛らしさが表現できます。
そのまま下まで降ろしたら、カーブを描いて右側へつなげ、最後に小さなしっぽを描きます。
しっぽは出しすぎず、ちょこんと控えめにすると、全体のバランスが取りやすいです。
「丸くしすぎかな?」と感じるくらいでちょうど良いので、気軽に描き進めていきましょう♪
左右の翼(フリッパー)を描く

次は、ペンギンの両わきを彩る「翼(フリッパー)」を描いていきましょう。
翼を描くと、一気にペンギンらしさが増して、全体の仕上がりも見えてきますよ^^
まずは右側(①)
体のカーブに沿わせるように、ゆるやかな細長いしずく型を描きます。先端が少し細くなるように、自然なシルエットになります。
次に左側(②)
こちらも同じ形ですが、体の角度に合わせて少しだけ前方向へ向いています。左右で向きが違って見えるのが自然なので、そっくり同じ形を描こうとしなくて大丈夫です。
翼を描く時は、体のラインに寄り添わせるイメージで描くと、バランスが取りやすくなります。空きすぎると浮いて見えてしまうので、気持ち近めに配置するのがコツです。
顔まわりと、お腹の境界ラインを描く

次に、ペンギンの白い部分(顔~お腹)の輪郭となるラインを描いていきましょう。
このラインが入ると模様がはっきりして、ぐっとペンギンらしさが増してきます。
まずは上側(①)
頭の丸みに沿って、くちばしの付け根から滑らかにカーブを描きます。途中で少しだけ“くびれ”を入れてあげると、首のシルエットが自然に見えます。そのまま下へ向かってなだらかにラインを伸ばし、翼の付け根あたりまで描きましょう。
次に下側(②)
翼の先端あたりから、下へ向かって少しカーブをしながら線を引きます。
「顔まわり→首→お腹」の流れを一筆書きのように考えると、自然なカーブになりやすいです。 途中で角度がつきすぎると、違和感が出てしまうので、線が流れるようにつながっているかを意識すると◎ もしぶれてしまっても、ゆっくり描き直せば十分整うラインなので、リラックスして描いてくださいね^^
両足を描く

続いて、ペンギンの足を描いていきましょう。
足が入ることで「ちゃんと立っている感じ」が出て、イラストが一気に完成に近づきます。
右側の足(①)
まずは、体の下のラインをよく見て、お腹の真ん中より少し右側に足を配置するイメージを持ちましょう。縦線を短く2本引き、そこから少し横に広がるように、ギザギザと指を描いていきます。
左側の足(②)
次は、お腹の真ん中より少し左側に足を配置していきます。先程と同じく、短く縦線を2本引き、指を描いていきます。この時、右側の足よりやや小さく描くのが上手く見えるコツです!そうすることで、少し遠近感が表現できて、イラスト全体に安定感と「立っている感じ」を出すことが出来ます。

初めは少し難しく感じるかもしれませんが、図解をマネして挑戦してみて下さいね!ポイントは、「ほんの少し小さく」です!小さくしすぎると違和感が出てしまうので、「ほんの少し」を意識してみて下さい。
さぁ、ここまできました!あと1ステップですよ!
目とお腹のすじを描く

最後のステップはめちゃくちゃ簡単!
丸いつぶらな目と、お腹の真ん中あたりに1本すじを描きましょう。
すじは、ペンギン特有のぽてっとした可愛いお腹を表現するのにピッタリです^^

線画の方はこれにて完成です!
色を塗る方は、上の絵をご参考に、色鉛筆や絵具などで色を塗って、オリジナルのペンギンを完成させて下さいね!
お疲れさまでした^^
まとめ
今回は、ペンギンのイラストを簡単なステップで描く方法をご紹介しました。
シンプルな線と少しのコツを意識することで、絵が苦手な方でも、無理なくペンギンの特徴を捉えたイラストが描けます。
「上手く描こう」と思わなくても大丈夫です。
線やバランスが少しズレても、それはあなたの味であり、大きな魅力だと私は思っています。
ぜひ、お子様と一緒に描いたり、冬のお絵かき時間に楽しんでみて下さいね^^
「絵ごころブログ」では、「絵が苦手でも描けた!」を大切に、シンプルで分かりやすいイラストの描き方をご紹介しています。
今回のペンギン以外にも、子供たちに人気のモチーフや、働く車、季節を感じるイラストをたくさん掲載しています。
「次は何を描こうかな…?」と迷った時は、ぜひカテゴリーから他の記事ものぞいてみて下さい。
少しずつ「描ける!」を増やして、お絵かきの時間がもっと楽しくなりますように♪
これからも、随時更新していきますので、またお気軽に遊びにきて下さいね!
リクエストやご感想など、コメントで書いて頂けると、ブログ運営の励みになります^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




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