はじめに|「ライオン描いて~!」に応えたくて…
「ママ、ライオン描いてみて!」お子様にそう言われたことはありませんか?
私は子供の頃からイラストを描くのが好きで、「絵ごころブログ」でも簡単なイラストの描き方を紹介していますが、ライオンはちょっぴり難しそう…。たてがみの感じや耳の位置…どんな風になってたっけ??
大丈夫!ライオンもポイントさえ押さえれば、誰でも可愛く簡単に描ける動物なんです!
今回は、絵が苦手な方でも安心して描ける「ライオンの簡単イラストの描き方」を、ステップごとに分かりやすく丁寧にご紹介します。
お子様と一緒に楽しく描ける内容になっているので、ぜひチャレンジしてみてください♪
ライオンのイラストって、どこが難しい?
ライオンは「たてがみ」や「大きな顔」が印象的な動物ですね。
その特徴をうまく活かせば、実はとてもシンプルで可愛く描けるんです。
最初に意識したいのは、リアルに描くことより「シンプルな図形を組み合わせて描くこと」。たてがみは “ふわふわの丸”、顔は “おまんじゅう”のようにイメージすると、絵が苦手な人でもグッと描きやすくなります。
準備するもの
- 紙(コピー用紙やノートなど)
- 鉛筆またはシャープペン
- 消しゴム
- 色鉛筆やクレヨン(色をつけたい場合)
では、さっそく描いていきましょう!
シンプルで可愛い「ライオン」のイラストの描き方

まるい顔を描く

まずは、ライオンの「顔」を描いていきます。正円というよりかは、おまんじゅうのような形です。
紙の真ん中に、まるい円を描きます。この時、上の部分は少し空けておいてください。あとでライオンの前髪を描くためです。難しい場合は、円を描いてあとから消しゴムで消しても大丈夫です!
耳を描く

次に、耳を描いていきましょう。
耳は先ほど描いた顔の斜め上に、左右1つずつ描きます。小さ目の半円をくっつけるイメージです。内側にもさらに小さい半円をそれぞれ描けば、ライオンの耳の完成です。
たてがみを描く

次に、ライオンの最大の特徴「たてがみ」を描いていきましょう!
と言っても、とても簡単です。顔のまわりを囲むように、もこもこと雲のように描いていきます。たったこれだけで、もうライオンの輪郭がほぼ完成しました。
まえがみを描く

次に、先ほど空けておいた顔の上部分に、まえがみを描きましょう。円を描いて閉じてしまっている場合は、消しゴムで消してから描いて下さいね。
まえがみは無くても良い部分なのですが、完成した時に「絵が上手いな!」と思わせるポイントでもあります。このようなひと手間が、イラストの完成度をグッと上げてくれるので、ぜひ描いてみて下さいね!
目・鼻・口・ひげを描く

次に、ライオンの顔を描いていきましょう。
鼻:顔の中心あたりに、逆三角形を描き、その上に2本縦線を引きます。猫のように逆三角形だけでも良いのですが、ライオンの鼻はしっかり大き目なので、このように表現してあげるとよりライオンらしさが出ると思います。
目:鼻の縦線の左右横に、くるっとした目を描きます。目はお好みの形でOK!ニコニコでも怒った目でも、大きくても小さくても、色々試してみて表情の変化を楽しんで下さいね^^
口:「w」をゆるくしたような形が描きやすいかなと思います。鼻の下に描きましょう。
ひげ:左右のほっぺのあたりに、2本ずつ線を引いて表現します。
体を描く

前足
次に、前足を描いていきましょう。上の図のように、たてがみの下から右足を描いて、その横に少し間隔を空けて左足を描きます。両足を繋げるように、横にぴっと線を引きます。
動物の体は一見難しく感じるのですが、特徴とある程度のバランスが取れれば、少ない線でも十分に表現することが出来ます^^

後ろ足
続いて後ろ足を描きます。ここがちょっと難しいかなと感じてしまうかもしれないのですが、描きやすいように番号をふっていますので、その手順で上の図をマネて描いてみて下さい。
①→足の付け根部分を前足のすぐ横に描きます。
②→その下から横長の半楕円を描いて後ろ足を描きます。この時、後ろ足の底辺は前足の底辺にそろえるように描くと、ちゃんとバランスが取れてどっしり座っている体を表現できます。
③→最後に、たてがみから後ろ足へ「S」字を描くように上から下へ繋げて描きます。
この体の描き方をマスターすると、他の多くの座っている動物の体を簡単に描くことが出来ます。猫や犬やトラなど、たくさん応用が利きますよ^^

足のゆびを描く
体の仕上げに、各足にゆびを描いてあげましょう。ゆるやかな小さな「c」を描くように2本ずつ引きます。なくても大丈夫な箇所ですが、描くことによってシンプルなイラストの中にも少しリアルさが出て、イラストレベルがアップします。
しっぽを描く

最後に、しっぽを描きましょう。しっぽはゆるやかな「S」を描くようにして、その先にふわっとした毛をつけてあげれば、ライオンの完成です!
お疲れ様でした!^^
色を塗ると、もっとかわいく!
色をつけることで、絵の印象がぐっとアップします^^
- 顔、体:うすい茶色や肌色やオレンジ
- たてがみ:こげ茶色や茶色(深めの色だと顔や体とのメリハリがついて良し)
プチアドバイス:色を塗ってから、黒のカラーペンなどで縁取りをしてあげると、絵全体がはっきりとして見えやすくなります。
応用編:いろんなライオンにチャレンジ!
慣れてきたら、表情を変えたり、小物を持たせたりするのも楽しいですよ。表情ひとつ変えるだけでも、お子様との会話も弾んでさらに楽しいお絵かきタイムになりますね♪
- 王冠をかぶった「キングライオン」
- にっこり笑った「やさしいライオン」
- お昼寝中の「すやすやライオン」

まとめ|描くことを楽しめば「上手さ」はついてくる
「ライオン」の描き方講座はいかがでしたでしょうか^^
ほんの少しのコツで、子供も大人も楽しめるイラストになります。
みんな初めは苦手で、どこをどう描き進めていけばいいのか分からない…。
子供に「描いて~!」と言われて、頭ではイメージ出来るけれどイラストにするにはハードルが高い…。
描く手順が分かり、ポイントやコツが掴めれば、絵を描くことが少しずつ楽しくなってきます!その「楽しい!」「描ける!」という気持ちを大切に、何度か練習を重ねれば、手が自然と覚えて動き「上手さ」は後からついてきます。
「絵ごころ」は誰にでも育てられるものだと私は感じています。
お子様と一緒に、オリジナリティー溢れるライオンを描いて、楽しい時間を過ごしてくださいね!
他にも、動物の描き方を紹介しています。

描き方のリクエストがあれば、ぜひコメントで書いていって下さいね!
「乗り物」シリーズや他の動物も紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さいね♪
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